Pixiaワンポイント講座
Pixiaで画像を合成する5つの方法(3)
A-2・前景レイヤの透過色プレーンを使う画像合成方法

(3)A-2・前景レイヤの透過色プレーンを使う画像合成方法

前のページでは、「A-1・前景レイヤの、背景部分を消しゴムで消して合成する方法」をまとめてみました。

今回は、「前景レイヤの、透過色プレーンを使って透明化する方法」をまとめます。

A-2・前景レイヤの透過色プレーンを使う画像合成方法

透過色プレーンはレイヤに含まれる機能で、画像の一部の表示を抑制する=透明にする機能です。消しゴムで消して透明化するんじゃなくて、表示させないように制御するということです。

透過色プレーンを使えば、背景と重なる部分を見かけ上透明化することができます。

【図】A-2・前景レイヤの透過色プレーンを使って透明化(イメージ)

基本的な考え方は消しゴムで消すのと同じ。でも、手間をかけた分、後で修正しやすくなる!

「前景レイヤの一部を切り抜く」という基本的な考え方は消しゴムを使う方法と同じですが、一手間かけることになります。

ですがその分、あとで修正しやすくなります。

おおまかな手順

おおまかな手順は、

  1. 背景部分を領域選択(消しゴムの時と同じ)
  2. 前景レイヤに透過色プレーンを追加
  3. 透過色プレーンで選択領域を白で塗りつぶす
  4. 画像プレーンに戻り、前景レイヤを「重ねる」で合成

【図】「A-2・前景レイヤの、透過色プレーンを使って透明化」の手順のまとめ

透過色プレーンの特徴

透過色プレーンでは、白は水色(シアン)で表示されます。

画像プレーンに戻ると、透過色プレーンで白で塗りつぶした部分は表示されません。見かけ上透明になり、後ろの背景が透けて見えます。

修正する場合は、透過色プレーンを黒で塗りつぶします。

前景レイヤの透過色プレーンを使う画像合成方法
メリット

一度保存した後でも、元に戻せる。

メリットは、修正しやすいということ。

消しゴムで消して透明化する場合、一度保存した後でまた画像を開いたときには、消した部分はもう元には戻せません。

しかし、透過色プレーンを使うと、黒で塗りつぶすかプレーン自体を削除すれば、消した部分を復活させることができます。

【図】透過色プレーンでは、間違えて人物部分まで透明にしてしまっても、黒で塗りつぶせば元に戻せる

前景レイヤの透過色プレーンを使う画像合成方法
デメリット

レイヤ濃度を低くすると背景が透ける。

デメリットは消しゴムを使う場合と同じく、レイヤ濃度を低くすると背景が透けて見えてしまうことです

プレーンの追加などに手間がかかる。

あと、プレーンの追加や編集など、多少手間がかかります。(ある程度Pixiaに慣れた人なら、とくに問題ないと思いますが)

透過色プレーンの作成方法 参考サイト

なお、透過色プレーンの作成方法は、参考サイトにくわしい説明があるので、そっちの方を見ると良いかもしれません。

めもぴく:透過色について
星海月夜さんのサイト「めもぴく」内のページです。透過色プレーンの作成方法などの詳しい説明があります。
Pixia公式:画像合成例その3
Pixia公式サイトのチュートリアルにある、画像合成方法の解説ページです。透過色プレーンを使った画像合成の方法を解説しています。

A・前景レイヤの一部を透明化する画像合成方法 まとめ

前回と今回のメリット・デメリットをまとめてみました。

こんな感じになりました。

メリット・デメリットはあくまで私個人が感じたことなので、人によって感じは違うかもしれません。

つぎは、B・背景レイヤの一部を消す画像合成方法をまとめます。

まずは「B-1・背景レイヤの一部を消しゴムor白で塗りつぶす画像合成方法」から。

<<(2)A-1・前景レイヤの画像プレーンを消しゴムで消す画像合成方法  ¦  (4)B-2・背景レイヤの一部を消しゴムor白で塗りつぶす画像合成方法>>

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